2010/05/17
プロであることは意識の問題かつ実力を身につけることと想う

雨が降っているね。今回の開かれた稽古場は、閉ざされた稽古場でふたりのプロの役者のための訓練となったので、稽古日記を書かなくてもよいかと想っていたが、記録として書いておくことにする。
M本とYき。彼らのよい所は伸ばし、劣っているところはピシリと指摘する。
プロがプロの中のプロで居つづけるためには、世界を基準にしてしかるべし、もちろん、あたし自身も含めてと想う。
エチュード20連発。
得意なリズムで安定してしまう。壊していくことがないと飽きてきてしまう。瞬間、いいシーンが産まれても、次の瞬間の嘘で崩れてしまう。リアリズム、感 情、心理による自然な行動があやふやになる。20連発の中に定まらないリズムを音として出してみる。音への意識が希薄。ダメをできるだけ出さないと宣言し たが、つい止めてダメだし。見逃せないのだ。
20連発するなかでの不安定がもっと欲しいという感触。
セックスシーン。観客が直視できるシーン、身体の表現。3本。
照れ、拭えず。虚実ないまぜでよいのだ。実に近すぎるとこちらが照れてしまうような。セックスシーンを表現として見せられるようになりたい。
徐々に壊れていく心、発狂からの身体表現まで。
声、息への意識が希薄。指摘し、繰り返す。みせるべきポイントが弱い。
闘争。あくまでもかっこよく。役作りの徹底。鉄砲玉はややの仕上がり。
親分はいただけない。追求と観察とオリジナリティ。
相関図。2本。愛情表現としての。よしき秀逸。はじめてできた。忘れず、さらに。
台詞。女形に挑戦させるも古文があまりに読めず、あたりまえの定石すら表現出来ていない。こりゃ、だめだ。
以上。
鍛える、さらに鍛える。唯一無二であるために、無難を避けて上を目指していこう。