2010/10/11
あたしの毎週は開かれた稽古場からなのです。一生このペースを守るのです。

20代から40代まで師匠の稽古は日曜日だった。毎週欠かさず通った。稽古があることで制約されたこともあったけれど、あたしはこのペースを20年続け た。
そして、開かれた稽古場をはじめてはや3年。今回のピンター出演で3回のお休みをしてしまった。でも、ピンターの稽古はしていたので、ま、ペースは崩れな かった。
ピンターの千穐楽を終え、翌日から開かれた稽古場再開とともに、地獄のサーカス團のための準備を1週間。ライブも終わったので、翌日はやっぱり開かれた稽 古場だった。
参加者3名。Mケルがはじめてジャージを持ってきて、着替えた。気づき、素敵。
しばし、映画の現場続きだったYき復活。年内は日常訓練を続けるそうだ。久しぶりの参加のCリー。3名だったので、ダメを出し、繰り返した。
稽古内容を記す。
闘争のシーン作り。歩き、反応。煽り、争い。一つのことだけではない、複雑な感情のやりとりのための課題。表現としての見せ方。距離の使い方。目の使い 方。
声を入れて。闘争まで。身体表現を加えて闘争まで。
Yきの泣きは不思議なインサートではあったが、いいシーンができた。
Cリーの集中が高まった。
闘争を佇みの中だけで表現する。以上まで。
闘争のシーン創り。たんぱく質くんの登場により、笑えて、リアリズムありのいいシーンが仕上がる。もう少し実感が濃いとなお、よしかな。
恋愛遊戯。女性に対する愛情が希薄。アドバイスをしていくうちに、Cリーに温かいものが見えてきた。
煽り20連発、懇願20連発。軽妙はよし。あとは実感がもっとほしいな。
4つの連続した感情。自発的に感情を繋げてほしかったね。
絶望や殺意の感情が弱すぎる。震えるくらいの感情が見たい。
台詞。ピンター「夜」
恒例相関図。まあまあ。Yきのシーンの繋げ方が稚拙過ぎる。
この世のことであって、この世のことでないような、そんな表現が見たい。
日常訓練は重ねること。繰り返して、繰り返して、濃い役者になっていこう。