2011/12/05
上演想定作品

今日は寺山さんの誕生日だった。死んでしまった寺山さんにおめでとうは言えない。
けれど、毎年心して過ごす日である。
開かれた稽古場をはじめて186回の今回は上演を想定して少しずつ構築してきた作品に挑戦してもらった。
この作品は是非実験公演として観客席ありで上演したいと思う作品である。
「こばみ拒まれ、舞って地獄のコパカバーナ」
作・演出 森島 即興、音楽 DMasterX
出演 松本渉・玉井英棋・ようこ
劇的、演劇空間として、こういうことはありですよね?という作品。
近々上演したいので、内容は割愛。
役者たちがはじけて、混線して、よいものが滲み出て、あたしの設計図は活きたと思う。我ながら、これは他にないよね、の渾身の出来。
この作品は1時間を要する。
1時間の作品上演の後の課題も作品繋がりで、ウソのないいい仕上がりになっていった。

言えば、役者稼業とはこういうことで、演劇とはこういうものを指すのだよね。
「普通」という課題。それぞれの癖も含めての普通への意識。
最後の恒例相関図で、Dさんが積極的に参加してきた。
今回は無対象のひとりを加えて進行。最後に無対象をふたりにしての幕切れ。
役者Hで、M本の最後にもうひとつはっきりした応えが欲しかったね。
以上。

さて、さらに精進精進。

寺山さん、頑張ります。