2012/03/26
千穐楽ありがとうございました。

春がなかなかこないなあ、と4月になった。今朝はポカポカ。もう春ね。
先週は開かれた稽古場。三人の参加者、稽古場の会社の社長さんから紹介された女優さんを含めて、手探りながら、作品に挑んだ。ダメだしをしながら、お話もしながらじっくり進めたので、詳しい内容は割愛する。
「地の底フツフツフツフツてくてくと」作・演出 森島 音Dub 出演 T井・R音・Hか
土の中に閉じこめられた日々を描いた。50日と2日の物語。想像力による実感がなければ成立していかない。相変わらずHではいい。ただ、爆発しきれないところが最近気になる。
突き抜けることにストッパーはかけない方がいい。絶対いい。
久しぶりのR音もやっとこれまで重ねてきたことが繋がりはじめたのか、とてもよかった。
Hかさんはまったくできないので、作品創りの中、その後のエチュードでもダメを出して進めた。またくれば、鍛えてあげたいと想うが・・はてさて。
ただ、全体的には実感がまだまだ弱いと想った。その嘘では観客を引きこむまでには到底及ばないな。
続いて「裏切り」の課題を連発した。
最後に恒例相関図。R音が役作り、感情ともによかった。
積み重ねて身につけ、得ていくものは強い。稽古を重ねよう。
そして、火曜日から小屋入り。平野企画の「春暁」公演の制作をした。母体に平野企画があるので、何とも宙ぶらりんな立場でいたが、やはり劇場入りしてからは走り続けるしかなく、四の五のなしでいつもの通りの制作仕事をした。
チケットに関わってみたら、全然売れていないことがわかり、必死だった。友人たちがフラリふらりと劇場に逢いにきてくれた。おかげさまでチケット売上はあ たしが一番という結果。これはあたしのいつものペースなので、取りたてて何ということはないけれど、ほんとに友には救われる。ひとりひとりが大事なお客 様。ありがとう。
でも、出演する以上は観てもらってなんぼ、お客様を呼ばない公演なら出なければいいと、あたしは想うな。
客席作りでごまかすほど哀しいことはないということ。
チケット云々は人気のバロメーターではないのかな。
劇場に観にいらしてくださった吉岩先生と秋のキャスティングも進める。素敵な俳優さんとの出逢い。秋公演とはいかないかもしれないが、ありがたかった。観劇に参上いただいた上にもうひとつお仕事をお願いしてしまい、先生、ごめんなさいね。
こちらもいい座組にしていきたい。
今週は少し前進できるといいな。
無事千穐楽、バラシ、打ち上げ。あたしは昨日、今日でチケット帳簿もしめて、個人への集金の約束まで終わり、一件落着と相成った。
昨夜は玉井英棋出演、真利子監督の「YELLOWKID」をやっと観た。いい映画、いい配役だったし、玉井くんはとんがりぶりがバリバリよかった。3年前の映画だと言うが、オススメだ。

では、今日は山田ジャパン観劇。褒めてあげたいなあ。