2013/12/30

開かれた稽古場、稽古納め。今年も残り2日、誰も来ないかな。自分の稽古をしようかな、とへんな居心地だった。開かれた稽古場を続けているとこんな弱気な日が1年に1度くらいあるのだけど、参加者はちゃんとやってくる。
おまけに見学も3人。参加者2名。稽古納めなので、クリスマスプレゼントに書いた暗闇芝居を再度違う2人の役者で創ることにした。ところが、ノッキング起こしっぱなし、あたしの指示待ちで芝居にならない。何度も何度も止めてしまった。観客席に対する意識がない。食事の席でも話したのだが、あたしは観客ありきが演劇の条件とずっと考えている。伝える方法論をもっともっと考えて、感じて、挑んでほしいと想った。台本に書いた台詞を提出するだけではそれは本を読んでもらった方がいい。役者を通して、言葉が活きなければ、つまらない。2人の参加者ともに振り出しに戻った稽古納め。何度も何度も螺旋階段を周りながら、確かなものを掴んでいこう。
思いがけず、見学にきてくれたミナト、ゆの、花ありがとう。お客様は神様だよ。短いが、役者それぞれが今回の結果をどう感じたか、来年はまた新たにステップアップできますように。
今年参加してくれた役者さんたちの精進を、願いつつ、今年もありがとう。
来年は1月27日月曜日より再開するので、またどうぞ。それぞれのペースで日常訓練の習慣をもってくれれば、本望だ。