2015/03/01
 開かれた稽古場。決して消化試合はしない。そう宣言して開始。参加2名、見学1名。頭角の隅っこが見えてきた大貴をもっと揺さぶりたい。どこか半端な悠平には、まず危機感を持てと想った。
まず、心を動かすことのために「劇的なるものを探る」課題。これは心を動かすこと、心を柔軟にするための課題。そして、表現することを探る課題だ。演りすぎることを削ぐ、心の動きに従順になる。これは訓練であるので、詳細は教えないわ。すぐパクられるからね。
表現するということの先に身体が動き出してほしかったが、叶わず。声を飛ばして、身体表現。この課題では音の訓練もしてもらう。Dubさんにも。
続いて、劇的なるものを探るために「裏切り」シーンをわけて創る。お互いに開いてぶつかり合うことができた。これは芝居創りの上で大切にしてほしいこと。表面を撫であっていても決して「劇的」シーンは産まれないということ。2人は感じたかな?(動画公開します)
後半は1時間使って「暗闇芝居」を創った。以前書いた本で中澤健太郎さんが良いものをみせてくれたもの。この時、いつかこの役者さんと芝居が創りたいと想ったものだ。
この芝居は前半はずっと暗転の暗闇の中で進む。心を動かすこと、声で観客席にある感触を伝えること。
1回通して、ダメ出し。再度前半部分を創り直す。さらにダメ出し。また参加できれば、これをもっと仕上げてみたいね。
今回は「暗闇芝居」部分と劇中身体表現「闇の中で見えたものは」を動画公開する。
開かれた稽古場、残り7回。参加どうぞ。