2015/03/15
 聞いてないよ、の雨の中、開かれた稽古場より帰宅。さてと今回はどれを演ろうかなと自分のために作品をいくつも撰び、課題をいくつか用意して、お気に入りのBOWIEの鞄に詰め込んで稽古場へ行った。まるで寛いでそこは僕のおうちというように串間くんが座っていた。リンゴのコンポートをどうぞ、と手作りのコンポートを食べさせられて、うん、美味しいね。今回もスタジオはNY。思いがけない参加者ありで濃い稽古ができた。
お互いに刺激しあい、高め合う稽古のためのエチュードそれぞれ。
最初から「今日は一緒に演るわ」と参加。串間くんと音のDubちゃんと三つ巴の稽古になった。
まずは「空になる」ための課題。心を動かして己を空にしていく試み。淀まずよい出来。
続いては「拒絶する」ための課題。そこここにある相手役も空間も音もすべて拒む試み。とても心がしんどかった。そして、求めたが拒んだので、振れ幅が予想以上に大きかった。
しばし饒舌にしゃべり、作品を創った。消してしまいたい記憶とのあやとり。そんな作品。身体表現も3本入った作品に挑む。実感すること、それを表現にすること、様式として見せることなどを考えた作品だった。
最後だけ、串間くんのひとり芝居としての作品の触り部分を。少し修正のアドバイスをして、終わった。
帰宅後、参加していた動画をすべて観る。感じていた以上の仕上がりがあり、目で観た串間くんもやはり良くて嬉しかった。感触を油断なく感じあい、ある形にしていくこと、それをテーマにした稽古場を今後はやっていきたいので、今回はそのとっかかりを確認することもできて有意義だった。目指していくべき道筋をしかと見つけ乍ら、先に進み、夢を叶えるのだ。開かれた稽古場にNYがほんの少し見えた日。
媚びない。進む。残り5回。参加どうぞ。
★作品から動画。あたしはそこに「佇む」ことを課題にしているし、到達点にもしてきた。今回は作品オープニングの「佇む」から身体表現まで。
★別に「拒絶する」これも音をも拒んだよい仕上がり。少し長いですが、どうぞ。
★「空になる」動画がいくつにも分かれているので、触りを公開する。