2015/04/13
雨。そぼ降る。開かれた稽古場。カウントダウン。今回を入れて残り3回。いつものようにロビーにいく。あれ?知ってる人?と想ったら、変態公民館の頃の参加者がきていた。嬉しい。参加は初参加の歌い手さんを含めて6名、見学1名。一気に空気が動き出す。
まず、「歩く」からの感情連鎖の課題。音もDubさんに入れて貰った。心を動かし乍ら「憎しみ」「強い怒り」「哀しみ」そして「飽和」まで。表現をすることも開放してみた。あたしも入って感じてみたが、何かを表現していくよりも心を動かし続ける方が居続けることが叶っていくし、心も変化していく。音が聴こえる身体をそのままに。チャーリーの静かな心の動きはもっと外に溢れてくるだろうと想ったし、希望。麗奈は発散の表現でそれはそれで好き。初参加のKちゃんはまず心を動かすことからだね。Nみは声を出すことで感情を動かそうとする。ただ、その引っ張り出しが見えてしまうのは稽古ではありで、舞台の上ではなしだね。ダイキは確実に心を追えるので良くなったな。健太は心が動き続けてとても良い。ただ、確実の先が欲しい。そして、そのままシーンを創っていく。佇むからの感情連鎖。憎しみ、強い怒り、哀しみの対象を決めてぶつけあっていく。どうしても相手を調整してしまい、予定調和のシーンになっていくので、止める。説明をして再開。ぶつかりあう感情、とても良くなった。言葉は禁じ、声のみ。それぞれに課題のお願い出し。
後半は作品創り。今回は「人形」の態が必要だったのだが、これが巧くない。が、初見につきよしとして、心の動き、台詞(言葉)、身体表現。夫々が何を掴まえていったかな。身体表現はなかなかキラリとしない。麗奈にブレがなく、久々の成果をみた。継続し、繰り返すことをお願いした。それぞれにも今後に向けてのアドバイス。
作品としてはあまり成立しなかったので、もう一度創りたい。
あっという間に残り2回。食事の席で若い参加者から某カンパニーへの研究生参加の報せをきく。嬉しい。そして、彼が言った。「次の稽古場のKEYをボクにもください」そうそう、そういう勢いがあたしの欲しいものなのだ。残り2回。過去から現在まで。そして、初参加の皆様、是非どうぞ。