2015/04/20
愛の嵐か、雨の中開かれた稽古場。稽古の前に猫さんに行ったらやっていなくてションボリ。稽古場にいく。稽古場の計らいで大好きなNYスタジオ。残り2回。来て欲しかった松本、板津がきてくれた。ダイキ、Kなも参加で参加4名。他の若手がこなくて残念。あたしが想うほど、カウントダウンではないのかな。コツコツ通っていた面子の参加は1つの節目として嬉しかった。見学1名。見学はほぼ皆勤の娘花。変態公民館の頃はよくスケッチをしていたり、刺激を受けているようだ。よく吸収してきた。よい経験だろうね。さて、稽古はそれぞれに思い切りの自由にとお願いして開始。次がないので、かならず何かを得て欲しかった。
今回は心を動かすための課題「愛と哀しみのボレロ」1時間弱を使ってじっくり挑んでもらった。心は決めて演じるものではなく、動かした先に所謂感情が動き出すもの。その心を動かしていく。「愛する」「余命3ヶ月」「愛する」「愛の交換及びセッション」「愛する」「愛する人の余命を知る」「憎しみ」「愛する」「殺意」「愛する」と佇みと心の切り替えの間隔を次第に縮めていく試み。最終章は身体表現。心をあちこちと動かしていったときに身体から聴こえる声を聴くために。松本が秀逸。心を動かし続けたときに溢れるものがとても良い。板津にはずっともうひとつステップアップのためにしたかったアドバイスがあった。今回の板津の成果があったので、はじめてそれを伝えた。今後、活かしてほしい。ダイキは少々の気後れの中、後半は良い意味で開き直り、そうすると心も柔らかく動き始めて成果がみえてきた。Kなは心がまだまだ動かない。今回は表現していくことの「リーズン」を探るようにとアドバイスした。
後半は作品創り。前回と同じ作品を撰んだので、前回参加のダイキとKなは2度目。松本は何年も前に挑んでいる作品なので、「決めて」とお願いする。板津は初見。そこに書かれている言葉に引きずられず創ってほしいと話してスタート。説明はザックリに留めた。前回からの2名には「お願い出し」。結局、稽古の後にいかに反芻してくるかどうか、表現者にとって、肝心なことはそこなのよ。与えられるものではない、己が発信しつづけなければ。演出の駒が役者ではないということ。あたしが求め、目指すモチベーションとは、つまりそういうことだ。ダイキは前回より階段を昇った。松本は深みが出た。これは重ねてきたことの結果だね。板津は身体表現と感情のバランスが早くシンクロできるといいね。Kなは一瞬でもいい、心が動く瞬間がみたい。必死さでも良い、心が見えない。
残り1回。挑みにきてね、皆様