2009/10/25
雨にも負けず、風の冷たさにもめげず、稽古あるのみ

朝、リンカンの公演の時に何故か階段で立ち話をした先輩の役者さんの姿と声をはっきり想い出す。五段ほど離れて立っていた奥様の女優さんの物言わぬ目を想 い出す。友人役者の御尊父でもある役者さんの訃報を昨日きいた。外は雨、先輩役者のひとり、今日、舞台仕込み日、メールが入る。「今日は仕込みだけだか ら、I田の通夜に行くよ」とあった。偲ぶ雨ね。
昼からは「くたばれシャイクスピア」の通し稽古拝見。う〜ん、難しいね。
ハムレットだと言ってしまえば、ハムレっとなのかな。衣裳や小道具が気になる。小道具の手配をしてもらっていたので、相方と連絡を取りつつ、ピックアップ。小道具さんの気配りで、いくつか余計に持たせてもらってくる。いつも助かる。
そして、日常訓練、開かれた稽古場へ。今日は参加者はいない。というわけで、自分の訓練のために。はじめてだ。やっと自分のための稽古時間が作れた。嬉し かった。メニューは、歩く、感情表現。発声と息と声の増殖、四股発声、あるシーンを創る。寺山の戯曲から抜粋。あたしは死ぬまで女優でいたい。だから、さ ぼらない。
寺山のシーンは、これまで以上にわかったことがあった。短いシーンではあるが、7連発した。あたしって、いい芝居するなあ、と想う。この役はあたしの役かもね。
見学、観客参加して貰った相方とともに雨の中、帰宅する。車中、女優の友達と芝居談義をメールであれこれ。いつも切りがないね。
さて、明日も雨かしら?
行き過ぎよ、影、古い都に雨が降る・・・
明日はお葬式。お別れは寂しい。