2009/11/30
自己鍛錬する

今日は西プロだし、行っちゃいたい衝動と戦いながら、開かれた稽古場へ。参加はいない予定だったので、あたし自身のために稽古を組み立てていく。見学2名。と言ってもうちのスタッフ2名だけど、観客になってもらう。
今回はあるシーンを創る為のシーン作りからはじめる。だいたい15分くらいの予定で組み立て。これまで自宅で構成していたことを実際、形にしていく。とあ る上演台本でもあるので、あまり細かくは書けない。まず、彼女の内面世界の表現。人間は多面体であるをモチーフに彼女の中に棲む多くの人格を見せていく試 み。身体表現要素も入れていく。
続いて、次に繋がっていくシーンの感情を動きやすくするために、感情の訓練をする。死の発見、殺意、殺意の実行、後悔、逃避、諦めまで。
すべて繋げたシーンとして行う。
丁寧に感情が動かせた感じ。一度も感情は切れなかった。続いて、喜びから落胆、喜びから怒り。連続して行う。感情がよく動いた。
ある戯曲のシーンに入る。言葉を話し始める前に環境、設定を創る。そして、戯曲の台詞に入っていく。ラストはどんな演出が要求されるのかまだわからないので、今回はあたしの中にある「はっきりした結論」を出してみた。
もうひとりの登場人物の扱いがまだわからないので、2回目、仕分けてみる。なんか、違うと感じ、途中で彼女に戻す。
そこに、参加者Mケルいきなり登場。どんだけ遅刻よ!というわけで、ここからは通常の訓練に変える。細かくアドバイスしながら、号泣、強い怒り、深い哀し み、愛情表現、落胆、部屋のエチュード。エチュードの組み立て、進行、無対象行動のポイントをアドバイスしながら、繰り返し、繰り返し。
すべての課題を繰り返したので、表情から創りものが消えた。これを忘れずにいてくれると次に掴みやすいはず。かならず、次の参加までに想い出しておくことだね。
最後は無対象で恒例相関図。言葉が減り、よかった。無対象のシーン作りのコツを2,3アドバイスしてみた。
以上。
楽しかった。稽古大好き。こんな稽古日記でいいのかしら?
稔りあり。